辰巳･増田法律特許事務所

喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。

　昭和４７年、故辰巳孝雄弁護士は、宮崎県弁護士会の近くのビルの１階に、辰巳孝雄法律事務所を開設しました。これが、辰巳・増田法律特許事務所の前身です。

　クリスチャンであった辰巳弁護士は、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。」という聖書の言葉を掲げ、様々な苦しみの中にある方々のために手を差しのべてきました。１階に事務所を構えたのも、いろんな人が気軽に事務所を訪れることができるためでした。セキュリティーのことを考えインターフォンで訪問者を確認し、鍵を開ける方式を提案したこともありましたが、決して受け入れませんでした。平成８年に現在の事務所に移りましたが、１階で自動ドアにより気軽に入ってこれることが自慢でした。

　私は、平成８年、事務所移転の直前より事務員として働き、平成１７年より、弁護士としてともに働きました。法律的に困難な事件についても依頼者のために闘う姿は、とても勉強になりました。私が「先生、この事件（法律的に）勝てるはずがないじゃないですか」ということが何度かありましたが、「こんなことが許されるのか」といつも答えていました。もちろん、全ての事件で勝ったわけではありませんが、法律的に到底勝てる見込みがないと思われる事件について勝ったのを何度も見ました。何よりも負けた事件の依頼者が、辰巳弁護士に頼んで良かったとおっしゃるのは驚きでした。

　平成１８年、辰巳・増田法律事務所に事務所名を変えていただきました。平成２０年、辰巳弁護士は亡くなられましたが、私は、事務所名から「辰巳」の文字を取ることができませんでした。

　平成２５年、長友慶徳弁護士を迎えました。平成２６年には、長友弁護士が弁理士資格を取得したのを機会に、辰巳・増田法律特許事務所に事務所名を変更しました。

　このように長い年月の間に、事務所の場所も構成も名称の一部も変わりました。

　しかし、「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣く」という方針に変わりはないと自負するとともに、これからも変わらないと信じています。

〒880-0807 宮崎県宮崎市淀川1丁目1番6号
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